性病検査って、いつ受けたら良いの?
「なんだか性器に変な症状が出てきた…」
「危険な性行為をしてしまった…」
こんな不安を抱えていらっしゃる方はいらっしゃいませんか?
性感染症に感染してしまったとしても、はっきりとした症状が出るとは限りません。
不安を解消するためには、性感染症検査を受けて、自身の状況をはっきりさせておくのが一番です。
「それなら、一刻も早く検査を受けてしまいたい!」
…と思うでしょうが、ちょっとお待ちを!
性感染症の種類によっては、今検査を受けても正しい検査結果が出てこないかもしれません。
本記事では、性感染症検査のタイミングについて、各感染症の特徴を踏まえて解説します。
主要な性感染症の種類と、検査タイミング一覧
性感染症には様々なものがありますが、ここでは6つの主要な感染症に絞り、「症状」「潜伏期間」「検出可能時期」を見ていきましょう。
検査可能時期の傾向
上掲の表をご覧いただくと分かりますが、性感染症の検出が可能な時期は、感染症の種類によって大きく開きがあります。
淋菌、クラミジア、カンジダ、トリコモナスの4種の性病は、最短で感染機会から1週間(7日)後に検出が可能です。
そのため、不安な行為があったとしても、まずは落ち着いて検査を受ける手段を調べてみましょう。
これらの感染症は、比較的潜伏期間が短いことも特徴です。
そのため、場合によっては、症状が先に出ることもあるかもしれません。
その場合、自身の症状から、どの感染症にかかってしまった可能性が高いのか調べることもできます。
その上で、7日間の時間をおいて検査を受けることで、治療すべき対象を明確にし、不安を解消することができるでしょう。
一方で、梅毒とHIVは、検出可能時期が遅めです。
感染機会から、HIVは2週間ほど(17日が目安)、梅毒は1ヶ月程度の時間を置かないと、正確な検査結果を得ることができません。そのため、不安で焦る気持ちはあるかもしれませんが、落ち着いて時間をおいてから検査を受けるようにしてください。
まとめ
性感染症の不安がある場合、検査を受けて自身の健康状況をはっきりさせることが大切です。
しかし、焦って検査を受けても正しい結果が得られないおそれがあります。
正しい結果を得て、自身とパートナーの健康を守るためにも、落ち着いて検出可能時期を確認した上で検査を受けましょう。